飛距離やスイングの安定性を追求すると、多くのゴルファーがヘッドの性能に目を向けがちですが、実はシャフトの違いはスイングの結果に直接影響する要素です。ツアープロが自分に合ったシャフトを求めて頻繁にリシャフト(シャフト交換)するのも、その影響の大きさを物語っています。この記事では、グラファイトデザインの「ツアーAD」シリーズ、フジクラの「VENTUS」シリーズという、ツアーでも支持されるカスタムオーダー用シャフトを比較しながら、リシャフトを検討するときに知っておきたい基礎知識を整理します。
この記事でわかること
- なぜシャフト単体にこれだけの価格差があるのか
- リシャフトを検討する前に知っておきたいこと
- グレードの異なる3種類のシャフトを比較
- カスタムシャフト導入の進め方
最終更新:
グレードの異なる3種類のシャフトを比較
ツアープロにも使用者が多いグラファイトデザインの「ツアーAD」シリーズと、フジクラの「VENTUS」シリーズから、番手・グレードの異なる3種類を紹介します。フレックスや重量帯の詳細は各商品ページでご確認ください。
■ スペック比較表
| 商品 | グラファイトデザイン TOUR AD HY HYBRID… | グラファイトデザイン TOUR AD DI ツアーAD … | フジクラ 26 VENTUS TR BLUE リシャフト… |
|---|---|---|---|
| 参考価格 | 16,940円 | 28,710円 | 47,000円 |
| 対応クラブ | ユーティリティ | ドライバー | ドライバー・フェアウェイウッド |
| 工賃 | リシャフト工賃込み | リシャフト工賃込み | リシャフト工賃込み(単品購入不可) |
| ブランド | Graphite Design(グラファイトデザイン)ツアーAD | Graphite Design(グラファイトデザイン)ツアーAD DI | Fujikura(フジクラ)VENTUS TR BLUE |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
なぜシャフト単体にこれだけの価格差があるのか
カスタムシャフトの価格は、素材となるカーボン繊維のグレード、設計・製造にかけられた研究開発費、そしてブランドとしての実績の積み重ねによって決まります。
既製クラブに標準装備されているシャフトは、幅広いゴルファーに対応できるよう汎用的な設計になっていることが多く、価格も抑えられています。一方、カスタムシャフトの上位モデルは、特定の弾道特性(低スピン・中弾道など)を狙って細かく調整されており、開発コストがそのまま価格に反映されます。
「同じヘッドでもシャフトを変えるだけで振り心地や弾道が変わる」という感覚は、多くの上級者やフィッターが指摘する部分です。ヘッドへの投資だけでなく、シャフトへの投資も飛距離・方向性の両面で意味を持つ理由がここにあります。
リシャフトを検討する前に知っておきたいこと
カスタムシャフトを導入する場合、シャフト本体の価格に加えて、既存のヘッドに組み込むための「リシャフト(工賃)」が別途かかるのが一般的です。
■ リシャフト工賃込みかどうか
商品ページによっては、シャフト代とリシャフトの工賃がセットになっている場合と、シャフト単体のみの場合があります。総額を比較する際は、この違いを必ず確認してください。
■ スリーブ(シャフトとヘッドの接続部)の適合
ヘッドのメーカーによってスリーブの規格が異なります。手持ちのヘッドに対応したスリーブが用意されているか、購入前に確認しておく必要があります。
■ フレックス(硬さ)とトルク(ねじれ)
同じモデル名でもフレックスやトルクの違いで振り心地は大きく変わります。フィッティングを受けたことがない場合は、専門店での試打・計測を強くおすすめします。
■ 重量帯
カスタムシャフトは同じシリーズ内でも複数の重量帯(グラム数)が用意されていることが多く、ヘッドスピードやスイングテンポによって適切な重量が異なります。
カスタムシャフト導入の進め方
いきなり高価なシャフトに交換するのではなく、段階を踏んで検討することで失敗のリスクを減らせます。
- 1現在使っているクラブの弾道傾向(高すぎる・スピンが多すぎるなど)を把握する。
- 2可能であればフィッティングサービスで試打し、候補となるシャフトのフレックス・重量帯を絞り込む。
- 3ヘッドのスリーブ規格に対応したシャフトかどうかを確認する。
- 4リシャフト工賃込みか別途かかるかを確認し、総額で予算を比較する。
- 5交換後は数回のラウンドで弾道の変化を確認し、必要であれば重量帯やフレックスの見直しを検討する。
この記事のスタンス
シャフトの適性は個人のスイングテンポやヘッドスピードによって大きく変わります。「人気モデルだから自分にも合う」とは限らないため、可能な限りフィッティングを受けたうえで導入を検討することをおすすめします。
よくある質問
Qリシャフトは自分でもできますか?
A専用の工具や接着剤、抜熱設備が必要なため、多くの場合はゴルフショップやリシャフト専門店に依頼します。工賃込みの商品を選べば、購入から取り付けまでの流れが分かりやすくなります。
Qどのシャフトが自分に合うか分かりません。どうすればいいですか?
Aフィッティングサービスを提供するショップで、現在のヘッドスピードやスイングタイプを計測してもらうのが確実です。候補を絞ってから試打すると、ミスマッチのリスクを減らせます。
Q高いシャフトに変えれば必ず飛距離が伸びますか?
A必ずしもそうとは限りません。自分のスイングに合ったフレックスや重量帯でなければ、逆に弾道が乱れることもあります。飛距離だけでなく、安定性や打感も含めて総合的に判断してください。
Qスリーブの規格が合わない場合はどうすればいいですか?
A対応するスリーブを別途購入する、またはヘッドメーカー対応のスリーブ付きモデルを選ぶ必要があります。購入前にヘッドのメーカーとスリーブ規格を確認してください。
Qドライバー用とフェアウェイウッド用、兼用できますか?
Aモデルによっては先端径などの仕様が共通で、両方に対応しているシャフトもあります。商品ページの対応クラブの記載を確認してください。
Q中古のカスタムシャフトを購入しても大丈夫ですか?
Aシャフトの傷やねじれがないかを確認できれば実用上問題ないことが多いですが、精密な計測機器がないと劣化を判断しにくい面もあります。信頼できる販売店から購入することをおすすめします。
Qカーボンとスチール、ドライバー用ならどちらが良いですか?
Aドライバー用は軽量で振りやすいカーボンシャフトが主流です。この記事で紹介したツアーADシリーズ・VENTUSシリーズもいずれもカーボンシャフトです。
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