ゴルフを始めたばかりの時期は、練習場に行く前に「何を目指して打てばいいのか」が分からず、なんとなくボールを打って終わってしまいがちです。動画やSNSにも情報はあふれていますが、体系立てて基礎から順番に説明してくれる教本は、実は今でも遠回りに見えていちばんの近道です。この記事では、ゴルフ初心者が最初の1冊を選ぶときに迷いやすいポイントと、実際に書店・ネット書店で入手できる入門書を紹介します。分厚い専門書より先に、薄くても全体像がつかめる本から入るのがおすすめです。
この記事でわかること
- なぜ最初の1冊は「本」がいいのか
- 教本のタイプは大きく3種類
- 本を選ぶときにチェックしたい3つのポイント
- 読み方のコツ:最初から順番に全部読まなくていい
- 本と動画、レッスンの役割分担
- 初心者におすすめの入門書3冊
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なぜ最初の1冊は「本」がいいのか
YouTubeやSNSのショート動画は手軽で分かりやすい反面、断片的な情報が多く、初心者のうちは「どの動画が自分の課題に合っているのか」を判断する基準そのものを持っていません。本はその点、著者が全体の構成をあらかじめ設計しているため、グリップ、アドレス、スイング、コースマネジメント、ルールとマナーまで、抜け漏れなく順番に触れられるという利点があります。
特にゴルフは「グリップの握り方ひとつでその後すべてが変わる」というほど、最初の基礎が後々まで影響するスポーツです。動画で断片的に「かっこいいスイング」を真似する前に、本で基礎の理屈を一通り把握しておくと、練習場やレッスンで教わる内容の理解速度が大きく変わってきます。
もちろん本だけでスイングが完成するわけではありません。文字と写真だけでは体の動きを完全には再現できないため、本で全体像と用語を覚え、動画で動きのイメージをつかみ、練習場やコースで実際に体に落とし込む、という3段階で使い分けるのが現実的です。
教本のタイプは大きく3種類
一口に「ゴルフの本」と言っても、内容の性格はかなり異なります。買う前にどのタイプかを見極めると失敗が減ります。
■ 総合入門書(ムック・図解本)
グリップからルール、マナー、コースの回り方まで、ゴルフ全体を1冊でカバーするタイプ。写真やイラストが多く、最初の1冊として選びやすい構成になっています。「これ1冊あれば右も左もわからない状態から抜け出せる」ことを目的に作られています。
■ スイング理論・技術書
特定のプロや指導者が、スイングの理論やクラブ別の打ち方を深く掘り下げるタイプ。すでにある程度クラブを振れる人がスコアを縮めるために読む本で、まったくの初心者がいきなり読むと専門用語に戸惑うことがあります。
■ ルール・マナー本
コースに出る前に必要な最低限のルールとマナーだけをまとめたタイプ。薄手で価格も手頃なものが多く、初ラウンドの直前に読み返す用途に向いています。
最初の1冊は「総合入門書」から
スイング理論書やルール専門書は、総合入門書でゴルフ全体の流れをつかんだ後のほうが吸収率が上がります。特定の悩み(スライスが直らない、パットが入らない等)が明確になってから、テーマを絞った本に進むのが効率的な順番です。
本を選ぶときにチェックしたい3つのポイント
書店やネット書店には数多くのゴルフ本が並んでいます。以下の観点で見比べると、自分に合う1冊を見つけやすくなります。
- 1出版年を確認する。ルールは数年おきに改訂されることがあり、特にルール・マナー本は古すぎる版だと現行ルールと食い違う場合があります。ムック系は年度版として毎年改訂されるものも多いので、最新版かどうかを見ておくと安心です。
- 2写真・イラストの量を確認する。文字だけの解説はイメージが湧きにくいため、特に最初の1冊は写真やイラストが豊富なものを選ぶと理解が早くなります。
- 3著者・監修者の経歴を確認する。プロゴルファーやティーチングプロが監修しているか、複数の指導者の意見がまとまっているかで、内容の実践的な信頼度が変わります。
- 4自分の目的に合っているか確認する。「とにかく1人で練習場に行けるようになりたい」のか「コースデビュー前にマナーを覚えたい」のかで、優先すべき本のタイプが変わります。
読み方のコツ:最初から順番に全部読まなくていい
入門書を買うと、つい最初のページから几帳面に読み進めたくなりますが、ゴルフの教本は辞書的に使うほうが実は効率がいいです。
練習場に行く前日に「今日はグリップとアドレスのページだけ読み返す」、コースデビュー前に「ルールとマナーの章だけ読む」というように、そのとき必要な章だけをつまみ読みする使い方をおすすめします。分厚い本を最初から最後まで暗記しようとすると、情報量に圧倒されて挫折しやすくなります。
練習の合間に本を持ち歩き、うまくいかなかった場面(今日はスライスが多かった、など)に関連するページをその日のうちに読み返す、という復習の使い方も効果的です。読んだ直後に体で試すと定着が早まります。
本と動画、レッスンの役割分担
本・動画・対面レッスンは、それぞれ得意な領域が違います。どれか1つに絞るのではなく、役割分担で組み合わせるのが上達の近道です。
■ 本の役割
全体像の把握、用語の理解、ルールとマナーの正確な知識。自分のペースでじっくり読み返せるのが強みです。
■ 動画の役割
実際の体の動きをスロー再生や複数アングルで確認できる点が本にはない強みです。本で覚えた用語を、動画で「動きとして」確認する使い方が効果的です。
■ 対面レッスン・自分のスイング確認の役割
本や動画で得た知識が、実際に自分の体でできているかどうかは、他人の目や自分のスイングを撮った映像で確認しないと分かりません。自分では「本の通りにできている」つもりでも、実際の動きはズレていることが非常に多いのがゴルフというスポーツです。
自分のスイングを客観視する手段も持っておく
本で理屈を理解しても、実際のスイングがその通りに動いているかは自分の感覚だけでは判断できません。スマホでスイング動画を撮影し、UNIT-GOLFのようなサービスでフォームや軌道を確認する習慣を持っておくと、本で得た知識と実際の動きのズレに早く気づけます。
初心者におすすめの入門書3冊
以上を踏まえて、実在する入門書の中から、総合入門書タイプを中心に3冊を紹介します。いずれも初めてクラブを握る人を想定して作られている書籍です。価格や在庫は変動するため、購入前に各ストアで最新情報をご確認ください。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
中古で買うか、新品で買うか
入門書は数年で内容が古くなりにくいものも多く、中古市場でも比較的状態のよいものが見つかりやすいジャンルです。予算を抑えたい場合は中古も選択肢に入ります。
ただしルール・マナーに関する記述は、年数が経っている本だと現行のルールと異なる場合があります。中古で購入する際は、あまりに古い版でないか、発行年をチェックしておくと安心です。総合入門書やスイングの基礎に関する内容は、比較的古くても大きな支障は少ない傾向にあります。
電子書籍版が用意されているタイトルもあります。荷物を増やしたくない人や、練習場やゴルフ場にスマホだけ持っていきたい人は電子版も検討してみてください。
よくある質問
Qゴルフの本は何冊くらい揃えればいいですか?
A最初は総合入門書1冊で十分です。読み進めて「スライスが直らない」「パットが苦手」など具体的な悩みが出てきたら、そのテーマに特化した本を追加する、という順番がおすすめです。最初から何冊も買う必要はありません。
Q本を読むのと動画を見るのはどちらが効率的ですか?
Aどちらか一方ではなく役割分担がおすすめです。本は全体像とルールの正確な理解に向いており、動画は実際の体の動きを確認するのに向いています。本で用語を覚えてから動画を見ると理解が早まります。
Q古い版の入門書でも問題ありませんか?
Aスイングの基礎に関する内容は古くても大きな影響は少ないですが、ルールに関する記述は数年で改訂されることがあるため、ルール・マナーの章は最新情報も別途確認しておくと安心です。
Q電子書籍と紙の本、どちらがおすすめですか?
Aどちらでも構いません。練習場やゴルフ場にスマホだけ持っていきたい人は電子書籍が便利です。書き込みをしながら読みたい人や、じっくり読み返したい人は紙の本が向いています。
Q本を読んでもスイングが本の通りにできません。
A文字と写真だけで体の動きを完全に再現するのは難しいものです。本で理屈を理解したうえで、自分のスイングを動画で撮って確認する、対面レッスンを受けるなど、客観的に動きを確認する手段を組み合わせるのが近道です。
Qルール本だけ買えばラウンドに出られますか?
Aルール本は最低限のマナーとルールを知る上で有用ですが、それだけではスイングの基礎は身につきません。総合入門書で基礎を押さえたうえで、ラウンド前にルール・マナー本を読み返す使い方が現実的です。
Q子ども向けにゴルフの本を選ぶ際の注意点はありますか?
Aこの記事で紹介しているのは主に大人の初心者向けの入門書です。お子様向けには、写真やイラストがさらに多く、やさしい言葉で書かれた児童向けのゴルフ入門書を別途探すことをおすすめします。
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